ChatGPTに個人情報を入れても大丈夫?知っておきたい注意点と相談窓口

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ChatGPTに今日の献立や旅行の相談をするうちに
つい自分の名前や住所
通っている病院のことまで打ち込んでしまった
という方は少なくありません。

生成AIとは
文章や画像を自動で作ってくれるAIのことです。

とても便利な一方で
入力した言葉がどう扱われるのか
知らないまま使うのは少し心配です。

この記事では
ChatGPTに入力して大丈夫な情報と
ためらったほうがよい情報の違い
そして困ったときの相談先を、現役看護師の哲平が
公的機関の資料をもとに、やさしくお伝えします。

目次

ChatGPTに入力した言葉は、そのあとどうなるの?

ChatGPTは、まるで会話をするように
文章を返してくれる生成AIです。

この仕組みの土台には
「機械学習」という技術が使われています。

機械学習とは、AIが大量の文章を読み込んで
言葉の使い方やつながりのパターンを学ぶことです。

個人情報とは、名前や住所、電話番号、顔写真など
だれのことかが分かってしまう情報のことです。

ふだん何気なく使っている言葉ですが
あらためて考えると
ChatGPTとのやり取りにも
意外とたくさん含まれていることに気づきます。

便利な反面、気をつけたいのが
私たちが入力した言葉の扱われ方です。

個人情報保護委員会という国の機関は
生成AIサービスについて
次のような注意喚起を行っています。

入力された個人情報が
AIの学習に利用されることがあり
ほかの情報と結びついたり
不正確な内容のまま出力されたりするリスクがある

というものです。

つまり、何気なく打ち込んだ名前や住所が
思わぬ形で学習データの一部になってしまう可能性がある
ということです。

この注意喚起は
ChatGPTを開発するOpenAI社についても
名前を挙げて出されたものです。

詳しい内容は、個人情報保護委員会の公式サイトで確認できます。

難しい言葉が並んでいますが、要するに
「打ち込んだ内容がそのまま消えるわけではない」と
覚えておけば十分です。

哲平自身も
看護の現場で患者さんの情報をどこまで記録してよいか
日頃から気を配っています。

その感覚と同じように
ChatGPTに向き合うときも
「この情報は本当に入れて大丈夫かな」と
ひと呼吸置く習慣が大切だと感じています。

たとえるなら、ChatGPTは
世界中の本をたくさん読んだ
物知りな相談相手のようなものです。

ただし、相談された内容の一部を
別の誰かへの受け答えに、こっそり活かすことがある
とイメージすると分かりやすいかもしれません。

なお、ここでご紹介する内容は
2026年10月時点で確認できた情報です。

AIサービスの仕組みや画面の案内は
今後変わる可能性がありますので
その点はご了承ください。

入力をためらったほうがよい情報の具体例

それでは具体的に
どのような情報の入力に気をつければよいのでしょうか。

まず挙げられるのが
氏名・住所・電話番号・勤務先など
本人だと特定できる情報です。

次に、銀行口座やクレジットカードの番号
マイナンバー
といった
お金や制度に関わる情報です。

これらは万が一のときに悪用されるリスクが大きいため
ChatGPTに限らず
どんなサービスでも慎重に扱いたい情報です。

また、持病や服薬中の薬の名前
通院している病院名
といった健康に関する情報も
人によっては知られたくない情報のひとつです。

家族や友人など、自分以外の人の名前や住所を
入力することにも注意が必要です。

自分では「相談のため」と思っていても
相手の個人情報を
無断で入力していることになるからです。

パスワードや暗証番号は、どんな場面でも
入力してはいけない情報だと覚えておいてください。

SNSに投稿した写真から
自宅や行動範囲が特定されることもあるため
位置情報が分かる話題にも気をつけたいところです。

「名前を出さずに
状況だけを伝える」という工夫をするだけで
多くの場合は十分に相談ができます。

たとえば、こんな風に聞いてみます。

「60代の母が
足のむくみについて相談したいのですが」というように
名前を伏せて状況だけを伝える聞き方です。

すると、名前や住所が分からなくても
むくみの原因として考えられることや
受診の目安になる症状を
ChatGPTはいくつか挙げてくれます。

具体的な診断や薬の指示ではなく、あくまで
「次に誰に相談すればよいか」のヒントとして
受け取るのがちょうどよい距離感です。

周りで増えている、なりすましや偽サイトの手口

ChatGPT自体の安全性とは別に
気をつけたいのが
生成AIの流行に便乗した詐欺やなりすましです。

なりすましとは、本物の企業や人物のふりをして
近づいてくることを指します。

警察庁が運営する特殊詐欺対策サイト「SOS47」によると、
2025年の1年間で、特殊詐欺(SNSを使った投資話やロマンス詐欺を含みます)
の認知件数は43,000件、被害額はおよそ3,257億円にのぼったとされています。

同じサイトでは、警察官や検察官をかたるビデオ通話
年金機構をかたる電話
政府機関を装った偽サイトや偽の広告といった
手口が紹介されています。

「AIが自動で診断します」
「AIが当選者を選びました」といった言葉には
注意が必要です。

このような言葉で近づいてくる
怪しいメールやサイトも増えています。

本物のAIサービスが、電話やメールで
いきなりお金を要求することはありません。

少しでも「おかしいな」と感じたら
その場で入力したり返信したりせず
いったん手を止めることが大切です。

看護師として高齢の患者さんやご家族と接していると
こうした新しい手口の話を聞くたびに
人ごとではないと感じます。

「自分や家族は大丈夫」と思わず
知らない言葉が出てきたときほど、立ち止まって
確認する習慣を持っていただきたいと思います。

安全に使うためのチェックリスト

ここまでの内容を
チェックリストの形で振り返ってみましょう。

氏名・住所・電話番号・勤務先を入力していないか。

銀行口座やマイナンバー
パスワードを入力していないか。

持病や通院先など
健康に関する個人情報を入力していないか。

家族や友人など、自分以外の人の情報を
無断で入力していないか。

SNSの写真から
自宅や行動範囲が分かってしまわないか。

ChatGPTを提供する会社の
プライバシーポリシーや利用規約に
一度は目を通したか。

個人情報保護委員会も、一般の利用者に向けて
生成AIサービスを提供する事業者の
利用規約やプライバシーポリシーを
十分に確認することをすすめています。

お金や健康、法律に関わる相談も
ChatGPTはヒントを示してくれますが
答えをそのまま信じるのは危険です。

体調や薬のことは医師や薬剤師に
お金や契約のことは専門家に
最終的には必ず確かめるようにしてください。

ChatGPTの回答は
あくまで「次の一歩を考えるための参考」として
受け止めるのが、ちょうどよい距離感です。

不安に思ったとき・困ったときの相談先

それでも不安なときや
実際に怪しいメールや電話を受け取ってしまったときは
ひとりで抱え込まず、相談窓口を頼ってください。

警察相談専用電話「#9110」では
犯罪に当たるのか分からない場合でも
電話で相談できます。

消費者ホットライン「188(いやや!)」にかけると
最寄りの消費生活センターにつながり
契約やお金のトラブルについて相談できます。

インターネットやスマートフォンのトラブル全般については、
国民生活センターのサイトにも、相談事例や注意喚起が掲載されています。

「こんな小さなことで相談していいのかな」と
ためらう方も多いのですが、専門の窓口は
まさにそうした小さな違和感を
受け止めるためにあります。

ChatGPTを使いこなすことと
トラブルから自分や家族を守ることは
どちらも同じくらい大切な
「AIとのつきあい方」だと哲平は考えています。

まとめ

ChatGPTはとても便利ですが
入力した言葉は机の中にしまわれるわけではなく
学習や記録として扱われる可能性があります。

名前や住所
お金や健康に関わる情報はできるだけ入力を控え
心配なときは名前を伏せて相談するだけでも十分です。

もし怪しいメールや電話を受け取ったら
#9110や188といった
窓口にすぐ相談してください。

少しの注意と、頼れる窓口を知っておくことが
安心してAIとつきあう一番の近道です。

もっと学びたい方に向けて、AI入門の教材を

コクアマーケット

で紹介しています。

参考にした資料

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この記事を書いた人

AIナースコンシェルジュ|てっぺい
30年の医療・介護経験と看護師としての知識を土台に、AIを使いこなしながら「暮らしを整えるヒント」と、AIで作ったお役立ちデジタル商品をお届けしています。
無添加食品・美容・スピリチュアルなど、テーマは様々でも軸はいつも「安心・信頼・ポジティブ」。
読んで終わりではなく、使って心地よくなるものを目指しています。

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